出版苦労話・その3

着物コーディネート 2013/07/18

日の丸むくげ

今日の写真は、ヒノマルムクゲです。
夏の床の間に飾りたくて、
春先に庭に植えたのですが、
先週から元気よく咲き出しました。
今年は夏中、楽しめそうです

さて、「着物でひと息ティータイム出版苦労話、3回目ですが、
今回は外国語訳について、お話したいと思います。

訳語についての苦労といえば、
やはり着物専門用語の解説です。

日本人でもよく理解できない言葉を
外国人にどう説明するのか。

英語訳、仏語訳をお願いした友人には、
本当に苦労をかけてしまいました。
本の完成まで、長きにわたってお付き合いいただいて、
本当に感謝しております。

例えば、「塩沢紬」という言葉はどうでしょうか。

日本人でも、着物を知らなければ、それってどんなもの?という感覚でしょう。

ですから、一つ一つ話し合い、吟味して、
訳語を付けていきました。

さらに、その訳語の説明を補う「注釈」もすんなりとはいきません。

「塩沢紬」の日本語の注釈は、

   新潟県南魚沼市地方で織られた しゃりっとした肌ざわり の着物。
   だけでなく単衣にも向く絹織物。本塩沢とも言う。

としましたが、
この中の、しゃりっとした肌ざわりを英語、フランス語でどう表現するのか、
また、(あわせ)単衣(ひとえ)も、それぞれまたどんなものか、
別に注釈を立てなければ外国人にはわかりませんから、
そういう部分にも網掛けをし、丁寧に注釈を付けていきました。

ということは、この本は、
外国人だけではなく日本人の着物初心者にとっても
わかりやすい本であるわけです。

例えば「訪問着」の注釈を見ると、

   礼装。仮仕立てをして作られる着物。
   向かって右胸と上前~後ろ側に模様が付いていて、
   着物を広げると絵羽になっている。→P.69図参照

といった感じです。

外国人にもわかるように説明したため、
着物初心者の方にもよくわかる本となりました!

この本は、外国人の皆さんにももちろん楽しんでほしいのですが、
一番の目的は、
日本人が外国人とコミュニケーションを取れるように、
というところにあります。

この本は、日本人のための本です。

外国語を話せない私でも、
この本を使えば外国語で着物を説明できます!

着物の知識が足りない方でも、
この注釈を利用すれば、
立派に着物を説明できるでしょう!

この本を利用して、
外国人に、ぜひ日本文化を
誇りを持って紹介してほしいと思います。



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